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バイクにおける様々な課題

二輪駐車場の不足

バイクを停めるための二輪車駐車場が不足している。
特に大都市では、外出先で二輪駐車場を見つけるのは一苦労だ。
駐車場がまったくないエリアもあり、バイクを利用しにくい状況が続いており、多くのバイクユーザーは不便を感じている。
200年代初頭までは二輪駐車場は皆無に近い状況だった。2006年の法改正によりバイクの取り締まりが激化したことで、あらわになる。
「バイクを停めたくても停める場所がない」と問題になったのだ。
それから15年以上が経過し、徐々に二輪駐車場は増えてきているものの、いまだ不足の状態が続いている。
また、これは外出先の駐車場の問題だけではない。
マンションやアパートなど集合住宅に二輪駐車場がなく、手放したり、購入を断念するケースも。
過去にバイクに乗っていた人で、バイクを手放した理由を聞いたところ、全体の一割が「駐車場確保ができず断念」との回答をしており、見過ごせない原因の一つだ。

割高な高速道路利用料金

バイクの高速道路利用料金は軽自動車と同額だ。
車体が小さく、乗車人数も積載人数も少ないバイクは、自動車より料金の負担率は低くあるべきではないだろうか。
現行の料金体系に多くのバイクユーザーは不公平感を抱いている。
そのため、あえて高速道路を使わないというバイクユーザーも少なくない。
なお、バイクユーザーが妥当と感じる料金は、軽自動車の半分以下を望んでいるのだ。
期間限定で半額を行っているが、事前の申し込みが必要とこれはこれで問題点が多い。
バイクユーザーは「いつでもどこでも自動車の半額以下」を求めている。

形骸している二輪車のみ通行禁止区間

全国には二輪車通行止めとなっている区間が約500か所あり、別のルートを迂回しなければならない。
バイクユーザーからはどうしてバイクだけ通行禁止なのか疑問の声が寄せられている。
主に規制されている理由に挙げられるのが、
暴走族を排除するため
ローリング族(峠などで競争をする競争型暴走族)による事故が多発しているため
トンネルや橋など、構造上、バイクの走行が危険なため

バイクの通行禁止は30~40年前から実施されているケースが多い。暴走族やローリング族が激減しているのにもかかわらず、いまだに規制されている路線が多く見られるのだ。
また、バイクによる通行が危険とされている陸橋や地下道は、道路標識による注意喚起や道路交通上の安全対策を施すことで、通行できる路線もあるだろう。
長期間にわたって二輪車通行禁止をしている路線の見直しを検討してほしいところだ。