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カワサキ「エリミネーター」が復活

カワサキが開催中の大阪モーターサイクルショー2023で、新型クルーザー「エリミネーター」と「エリミネーターSE」を公開した。
新設計のトレリスフレームが採用されたことで、低いシート高を実現しながら、軽快かつ自然なハンドリングが可能だ。
ニンジャ400譲りの398cc・2気筒エンジンを搭載しており、毎日の通勤通学からツーリングまで、気軽に楽しめる。

新エリミネーターのスペック

搭載される398㏄水冷並列2気筒DOHCエンジンには、大容量のエアクリーナーボックスとダウンドラフト構造の吸気レイアウトを採用している。
吸気効率を高めることで、爽快感と安心感のある走りを実現した。ホイールサイズはフロント18インチ、リア16インチでリアタイヤが太くインパクトのあるシルエット。
車体重量は176kgと軽量で、スポーツ性能にも期待できる。
メーターは丸形のシングルデジタルメーターで、ETC2.0を搭載。SEにはドライブレコーダーを標準装備している。
ツーリングライダーにとって嬉しいアクセサリーも採用されている。

エリミネーターの足つき

シート高は735mmとなっているので女性でもスニーカーで両足がかかとまで接地が可能。
サスペンションがほとんど沈み込まないようになっている展示車両でも問題なし。
ライティングポジションはゆったりしており、コンセプト通りのロングクルージングを楽しめるだろう。

エリミネーターのカスタムパーツも同時に発表

発表と同時にサードパーティのカスタムパーツも公開された。アクティブ、ソメスサドル、デイトナ、プロトの4社である。
各メーカーそれぞれに特色があり、アルミパーツを中心としたアクティブ、モーターサイクル用サドルバッグのソメスサドル、快適性を向上させるデイトナ、リアキャリアのプロトと棲み分けされている。
公開から世界観を確立させようというカワサキの仕掛けが見事だ。

エリミネーターシリーズについて

1985年に発売されたエリミネーター900から展開されたエリミネーターシリーズ。
低い車高に長い車体が特徴のクルーザースタイルで、エンジンはスポーツモデル由来の高回転エンジンを搭載していた。
乗り心地の快適性や低回転の鼓動感が売りのクルーザータイプのメリットを捨てて、速いスポーティなクルーザーとして独自の地位を築いたモデルである。
1000cc、750cc、400cc、250ccとかく排気量モデルが登場し、2008年まで生産が続いたのは125ccモデルだった。